はじめに
子育て世帯にとって、家づくりで最も大切な空間は「LDK」だと思います。
我が家も、夫婦と子どもたちが一番長く過ごす場所であるLDKに特にこだわりました。
料理を一緒に作ったり、食事を楽しんだり、時には宿題や工作もする――。
だからこそ、快適で機能的な照明計画は欠かせません。
この記事では、我が家が照明計画で悩んだ点や、採用した照明器具の特徴、子育て世帯ならではの工夫を紹介します。
LDKを北東に配置した不安と照明の必要性
我が家はLDKを北東に配置しました。朝の光は入るものの、午後以降は採光が弱くなるのが心配でした。
工務店からも照明計画の提案はありましたが、「どこもかしこもダウンライト」という印象でイマイチ…。
デザイン的には悪くないのですが、勉強や読書、工作には向かないと感じ、改めて照明を勉強することにしました。
そこで参考にしたのが
📖『世界で一番やさしい照明 : 110のキーワードで学ぶ』(建築知識)です。

初心者でも理解しやすく、照明計画の基本を学ぶのに最適でした。
照明器具の種類と特徴
照明にはさまざまな種類があり、それぞれ役割や印象が異なります。
■ ダウンライト
- 特徴:天井がすっきりして空間に馴染む。
- 印象:器具の存在感が少ないが、灯りの確保には数が必要で眩しさに注意。
- 採用場所:LDKには直径75mmの小型を採用し、最小限に配置。
玄関ホール、トイレ、廊下
■ シーリングライト
- 特徴:1台で部屋全体を照らせる。影ができにくい。
- 印象:機能的でコスパが良い。最近はデザイン性も高い。
- 採用場所:子ども部屋、主寝室
■ ペンダントライト
- 特徴:デザイン性が高く、ダクトレールに対応も可能。
- 印象:空間のアクセントになる。
- 採用場所:キッチン、ダイニング
■ ブラケットライト
- 特徴:壁面に設置。廊下や階段に便利。
- 印象:出っ張るため掃除や動線に配慮。
- 採用場所:階段下の収納
■ 間接照明(コーブ・コーニス・バランス)
- 特徴:天井や壁を反射させ、眩しさを抑えながら明るさを確保。
- 印象:高級感と開放感を演出できるが、費用は高め。
- 採用場所:リビングに「コーブ照明」を導入。
我が家の工夫と注意点
間接照明を導入する際に注意したのが、換気口やエアコンの位置です。
設計段階では気づきにくく、工務店任せにすると「光で照らす位置に換気口が…」という失敗が起きやすいです。

我が家も危うく換気口が照らされる位置に入りそうでしたが、図面段階で確認して修正できました。
まとめ:子育て世帯の照明計画は「機能性+居心地」
子育て世帯の家づくりでは、明るさの確保と居心地の良さの両立が大切です。
- ダウンライトは最小限に
- 子ども部屋はシーリングでしっかり明るく
- ダイニングはペンダントで雰囲気を演出
- リビングは間接照明でくつろぎ空間に
我が家の照明計画が完成後にどのようになったかは後日紹介させていただきます。
これから家づくりをする方は、ぜひ照明にもこだわってみてください。

照明計画は居心地の良さにかなり影響すると思います。その割に軽視されがちという印象があります。是非こだわってみてください。
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