家づくりを進める上で避けて通れないのが、営業さんとのやり取りです。
私たちも例外ではなく、何度も打ち合わせを重ねる中でたくさんのことを学びました。これから家づくりを検討している子育て世帯の方に向けて、実体験をもとにした注意点や気づきをご紹介します。
伝わらない前提で「工夫して伝える」
まず意識していたのは、こちらの要望はそのままでは伝わらないということ。
私たちは素人ですから、専門用語や設計図の見方が完璧に理解できるわけではありません。だからこそ「伝えたつもり」が「伝わっていなかった」ということが何度もありました。
そこで、図を描いたり、具体的な事例を示したりしながら、とにかく分かりやすく説明することを意識しました。説明に不備や矛盾があっても構わない、とにかくコミュニケーションを取ることを最優先にしたのです。


↑は洗面の横にニッチを作って欲しいことを伝えるために作成した図です。このような感じで作成してました。これをベースに打ち合わせで大幅な修正をしてもらいました。
小さなことも任せきりにしない
営業さんや工務店に任せきりにすると、後悔につながることがあります。
例えば我が家では、当初の図面に「木目の天井に真っ白な給気口が、間接照明の光があたる位置に取り付けられていた」という驚きのプランがありました。デザインのバランスを考えると違和感が大きく、慌てて変更をお願いしました。
また、隣家の換気扇と我が家の給気口が近い位置にあり、においが流れ込んでしまう可能性があったため、こちらも修正を依頼。こうした細かい点は、営業さん任せにすると気づかれないことが多いのだと実感しました。

Panasonic社製の給気口であれば4色(白、茶、黒、グレー)がラインナップされています。紹介されることはあまりないかと思いますが、天井に違和感が生じないように調べましょう。
お金にまつわるトラブルも…
さらに、費用面での食い違いも経験しました。
- 請負契約時の説明資料(パース)には描かれていた「Rの垂れ壁」ですが、最終見積もりに「Rの垂れ壁費用 約3万円」が追加されていた
- 打ち合わせで何度も設置費用は計上済みであることを確認していたのに、最終見積もりに「空配管設置費用 約5万円」が追加されていた
Rの垂れ壁は「契約時点で含まれているはず」と主張し、最終的に追加費用は免除されました。空配管についても納得できなかったため、穏便に話し合いを重ね、こちらも費用負担していただきました。

正直に言うとお金に関するトラブルは、工務店にかなり失望しました。
正直、気持ちとしては怒りもありましたが、建築後の長い付き合いを考え、感情的にならず冷静に対応することを心がけました。
学んだこと|「人任せにしない」
営業さんの仕事は、もちろん家づくりのサポートもありますが、最終的には契約を取ることが第一になりがちです。これは仕事の性質上、仕方のない部分でもあります。
そのため私たちが学んだのは、
👉 図面も仕様も「プロに任せる」のではなく、自分たちで確認することが必要
ということです。
家は一生に一度の大きな買い物。細かい部分こそ「まあいいか」とせず、自分たちの目で確かめる姿勢が大切だと実感しました。
まとめ
子育て世帯にとって家づくりは大きな決断の連続です。
営業さんとのやり取りは大変ですが、しっかり伝える・任せきりにしない・費用は必ず確認する――この3つを意識すれば、トラブルを減らし、納得のいく家づくりにつながると思います。
これから打ち合わせに臨む方は、ぜひ「自分たちの要望は自分で守る」という気持ちで取り組んでみてください。
コメント