新築の計画を進めていると、キッチンやお風呂、収納などはよく検討しますが、意外と見落としがちな設備が「換気装置」です。
実際、我が家も家づくりを始めた当初はあまり馴染みがなく「とりあえず換気すればいいんじゃない?」程度に考えていました。
しかし、換気は毎日24時間稼働する住宅設備。しかも後から変更するのは難しく、家族の健康や快適さを左右する重要な要素だと気づきました。
我が家が最終的に選んだのは「ダクト式の第一種換気」。
この記事では、換気の種類や熱交換器、ダクトの有無について整理し、なぜこの方式を選んだのかをご紹介します。
換気方式の種類
第一種換気(機械で給気・排気を制御)
- メリット
・計画的な換気が可能
・外の天候や風に左右されにくい
・隙間風の発生が少ない - デメリット
・初期費用が高い
我が家が採用したのはこの方式です。空気の流れをコントロールしやすく、子育て世帯にとって「安定した室内環境」を作りやすい点が魅力でした。
第二種換気(機械で給気・排気は自然)
- 特徴:常に室内の気圧が高い状態になる
- メリット:費用が安い
- デメリット
・排気がうまくいかないと結露が発生するリスク - あまり普及していません
第三種換気(給気は自然・機械で排気)
- 特徴:常に室内の気圧が低い状態になる
- メリット:費用が安い
- デメリット:隙間風が発生しやすい
熱交換器の有無
熱交換器あり
- メリット
・夏は涼しく、冬は暖かい空気を取り込める
・吸気口から「冷たい風・熱い風」が直接入ってこない - デメリット
・価格が高くなる
💡 妻の実家では、吸気口から冷たい風が入るのが不快で塞いでしまったそうです。せっかくの換気設備も「不快」では意味がありません。その点、熱交換器があると快適性が大きく変わると実感しました。

電気代の節約の観点から、必要性を考える方も多いと思いますが、我が家では快適かどうかを第一に考えました。
ダクト式かダクトレスか
ダクト式
- メリット:各部屋の換気をコントロールしやすい
- デメリット:ダクト内の汚れがたまるとメンテナンスが大変
👉 フィルター掃除をしっかり行うことが重要です。
ダクトレス
- メリット:メンテナンスが比較的簡単
- デメリット:排気したハウスダストが吸気で戻る可能性がある
我が家が「ダクト式第一種換気」を選んだ理由
最終的に我が家は、ダクト式の第一種換気+熱交換器ありを採用しました。
理由はシンプルで、
- 子育て世帯にとって「快適で安定した空気環境」はとても大切
- 長く使う設備だからこそ、少しコストをかけても満足度の高いものを導入したい
と考えたからです。
費用面では第三種換気やダクトレスに比べると高くつきますが、毎日24時間使うものなので、後悔しない選択を優先しました。
まとめ
換気システムは「見えないけれど重要な住宅設備」。
- 費用を抑えるなら第三種換気
- 快適さを重視するなら第一種換気
- さらに快適さを求めるなら熱交換器付き
我が家は、子育て世帯が長く健康で快適に暮らせる家を目指し、ダクト式第一種換気を選びました。
これから家づくりをされる方は、キッチンやお風呂と同じくらい、ぜひ「換気」にもこだわってみてください。
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