注文住宅は「完成時だけ」じゃない!意外と多い支払いタイミングと現金が必要な費用

家づくり

注文住宅を検討していると、「住宅ローンでまとめて払えばいい」と思いがちですよね。
でも実際に進めてみると、完成前にも意外と大きな出費が発生することに驚きました。

この記事では、土地購入から建物引き渡しまでの支払いの流れと、住宅ローンではカバーできない費用を我が家の体験をもとにまとめます。


支払いは一度じゃない!流れの全体像

注文住宅は以下のように、複数の段階でお金を支払うことになります。

  1. 土地購入時の手付金
  2. 設計費用
  3. 土地購入代金・諸費用
  4. 着工時の建物代金の一部
  5. 上棟時の建物代金の一部
  6. 引き渡し時の残代金+諸費用

それぞれのタイミングと金額を具体的に見ていきましょう。


① 土地購入時の手付金

土地を「買います」と決めた段階で、不動産会社に手付金を支払います。

  • 我が家の場合:100万円

これは住宅ローンの実行前なので、現金が必要でした。


② 設計費用

本格的に間取りを作り始めると、設計契約に進みます。このタイミングで設計費用が発生しました。

  • 我が家の場合:100万円

これも現金払い。ローンが実行される前なので、手元資金がないと進められません。


事前に請求が来るタイミングを教えられておらず、少しイラッとしました。

③ 土地代金と諸費用

設計と同時に土地の購入が確定し、土地代金のローンを組みました。

  • 土地代金:約3,000万円
  • 諸費用:
    • 仲介手数料(約2.2%):66万円
    • 登記・抵当権設定費用:約45万円

ここで痛感したのが、諸費用はローンで賄えない部分が多いということ。
手元から100万円以上が必要になりました。場合によっては諸費用含めてローンを組むことも可能ではあるみたいですが。金利面で良い条件を引き出しづらくなる印象でした。

また、銀行によって融資できるタイミングが異なるみたいです。我が家の場合は、土地購入時と住宅の引渡時に分けて融資できるとのことでした。


意外と出費が嵩むので少し不安になりました。

④ 建物の支払い(3回に分けて)

建物代金は一括ではなく、工事の進行に合わせて分割で支払います。

  • 着工時:建物価格の40%
  • 上棟時:建物価格の30%
  • 引き渡し時:建物価格の30%+オプション費用

我が家の場合は、次の2パターンで支払うことになりました。

①住宅ローンの融資は引渡時になるので、着工時と上棟時の費用はつなぎ融資として別のローンを借りて引渡時の住宅ローン融資でつなぎ融資を返済する。

②着工時と上棟時の費用は自己資金で支払う。

つなぎ融資でローンを組むとローンの手数料がかかることと、住宅ローンよりも金利等の条件が悪いことが多かったです。


⑤ 引き渡し時の諸費用

最後の大きな支払いです。建物代金の残りに加えて、諸費用も必要です。

  • 登記費用:約40万円
  • 火災・地震保険:約15万円
  • オプション追加費用(契約時に決まっていないものがあれば加算)

外構費用

外構費用もかなり大きな費用になるので注意です。

  • 工務店に外構をお願いする場合は住宅ローンに組み込めることが多いです。
  • 造園業者に依頼すると、住宅の引渡後に外構工事をすることになり、住宅ローンには組み込めない可能性が高いです。

造園業者の方が好みの外構ができそうな気がするけど悩ましい・・・

まとめ:手元資金の準備がカギ!

住宅ローンを組んでいても、「現金で支払う費用」が思った以上に多いのが注文住宅の落とし穴でした。

  • 手付金、設計費用 → 現金必須
  • 土地・建物の諸費用 → ローン対象外の部分あり
  • 保険や登記費用 → 完成時にまとめて必要

我が家の場合、100万円単位の出費が完成前に発生し、資金繰りにかなり気を使いました。

これから家づくりを考える方は、
👉「ローン実行までに必要な現金」
👉「ローンで賄えない費用」
を必ず確認して、手元資金の準備を進めてくださいね。

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