子育て世帯が悩む「建売 vs 注文住宅」
家づくりを考えるとき、多くの方が悩むのが 「建売住宅にするか?注文住宅にするか?」 という選択です。
私たち家族が検討したエリアには、いわゆるローコストメーカーの建売(約5,500万円)と、地方工務店による建築条件付き土地+建物(約6,200万円)がありました。
最終的に我が家が選んだのは 地方工務店の注文住宅。
その過程で感じたメリット・デメリットを、子育て世帯の視点でまとめます。
建売住宅のメリット・デメリット
メリット
- 価格が安い:注文住宅よりも数百万円安いケースが多い。
- 価格が明確:諸費用を含めた総額がわかりやすく、資金計画を立てやすい。
- 入居が早い:完成済みのため、契約から入居までスムーズ。
デメリット
- 住宅設備がチープになりがち
外壁・キッチン・トイレ・壁紙などがコスト重視。
妻はキッチンが気に入らず、「すぐリフォームしたい」と言っていました。 - 外構や道路の使い勝手に不安
まとめて分譲されるケースでは、前面道路が窪んでおり、自転車や車の出入りがしにくそうでした。 - 外構計画の自由度が低い
立地次第では駐車スペースや庭づくりに制約があり、家と外構を一体で考えにくいと感じました。
注文住宅のメリット・デメリット
メリット
- 住宅設備を自由に選べる
キッチンやお風呂、壁紙、照明など、全て自分たち好みにカスタマイズ可能。
我が家では「60cm幅のフロントオープン食洗機」が必須条件でした。 - 家族の思い出づくりになる
地鎮祭や棟上げなどイベントも多く、子供と一緒に建築中の様子を見られるのは貴重な体験。 - 間取りとセットで設計できる
アイランドキッチン、横並びダイニング、間接照明なども柔軟に採用可能。暮らしに合わせた間取りが作れます。
デメリット
- 打ち合わせが大変
設備選びやショールーム巡りに時間がかかります。子供は走り回るので毎回ぐったり…。 - 見積もりが不明確なことも
工務店からの見積もりが遅く、毎回催促する必要がありました。 - 外構費用が想定以上
工務店の提示額と、私たちが実現したい外構の価格には約100万円の差が。外構は予算を多めに見積もる必要があります。 - 主体性が必要
建築士や営業担当から提案はあるものの、理想を実現するには自分で調べて伝える姿勢が不可欠です。
我が家が注文住宅を選んだ理由(決め手)
最初は価格の安い建売も有力候補でした。
しかし、住宅設備を同等レベルにした場合、 建売と注文住宅の価格差はそこまで大きくない と感じました。
さらに、注文住宅ならではの「思い出づくり」も大きな決め手でした。
地鎮祭や棟上げなどのイベントを通じて、家族で家づくりを楽しめるのは、子育て世帯にとってかけがえのない経験です。
結果として我が家は、 地方工務店による注文住宅 を選びました。
まとめ:子育て世帯におすすめなのは?
- コスト優先なら建売住宅
- 暮らしやすさや設備、思い出を大切にしたいなら注文住宅
どちらを選ぶにしても、外構や住宅設備の優先順位をはっきりさせることが大切です。
子育て世帯だからこそ、将来の暮らしを見据えた家づくりをしたいですね。
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